経済学入門

ポイント

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目次

価格の決まり方

市場原理、と言われるアレ。
単純に言うと、「この価格で売りたい」という売り手と「この価格で買いたい」という買い手がマッチしたところで決まる。

供給が少なく需要が多いと値段は上がり、供給が多く需要が少ないと値段は下がる、というのが基本。

これはりんごやみかんだけの話ではなく、円やドル、ウォンのような通貨も同じ関係にある。円を買う(=円「に」両替する)
者が多ければ円高になるし、逆に円を売る(=円「を」両替する)者が多ければ円安になる。

韓国で懸念されている外資の引き上げというのもこれに関連する。
外資が引き上げるということは、外資が商品や通貨の売り手が一気に増える(それまでの買い手が売り手に回るため)ということで、
これは外資が手を出している商品(株、土地、債券その他)が暴落し、急激なウォン安をもたらすおそれがある。

GDP

経済指標の一つ。ある国内で1年間に市場向けに生産されたすべての最終財(材料以外の物)・
サービスを貨幣に換算して合計する。
「家計の消費+企業の投資+政府の消費+輸入-輸出」で計算される。

<<内訳>>
家計の消費・・・車やパソコン、衣服や食事等。
企業の投資・・・生産機械や工場建設等。
政府の消費・・・道路建設等の公共事業のほか、軍隊への支出等
輸入・・・国外から商品を購入した額
輸出・・・国外へ商品を販売した額


 単純に言ってしまうとこれが高いほど国力があり、一人当たりのこの値が高いほど
豊かだということになる。
 ただし年度を比べる際には、インフレ(物価高)になったからGDPが上がりました(名目GDP)、
では意味がないので、ちゃんとインフレ率で割る必要がある(実質GDP)。

 なお、各論を見てもらえばわかるけれども、韓国では政府を除く(いや、政府も財政が
とんでもないことになっているのだが)すべてが深刻な事態になっている。

潜在○○

工場などを見ればわかるが、常に生産力を100%フルで稼働させているわけではない。
いくつかの機械を休ませていたりするものだ。そこで、もしも「生産力を100%フル稼働した場合」
どうなるか、ということを数値化したGDPがあり、これを潜在GDPという。
全力でやればこれくらいまではいけるはず、というGDPだ。

で、この潜在GDPをどれくらい増やせるか、という観点から出した成長率が潜在成長率なのだが、
しょせん仮定なので、比較的数字をいじりやすい。

インフレ

 複数の財の価格が全般的に上がること。
 同じミカン10個が去年90円で買えたのに100円でないと買えない、というような現象。
これは逆に言えば、貨幣の価値がさがることでもある。
 90円がミカン10個だったものが、100円がミカン10個になるわけだからだ。

 このインフレに関しても例の「供給が多いと値が下がる」原則は生きていて、
 中央銀行(日本では日銀)が貨幣を大量に発行すると貨幣の価値は下がり(インフレ)、
逆に回収すると貨幣の価値が上がる(デフレ)、という関係にある。

 韓国の中央銀行が、「お金がないなら刷ればいいじゃない」と言って、某スレの住人を
エエエエェェ(´Д`;)ェェエエエエ と絶叫させたのもこれが原因。
 韓国の銀行が大量に貨幣を発行すると、ハイパーインフレになって韓国人は凄まじい
生活苦になる(なぜなら、貯金は0にほぼ等しくなり、しかも給料はインフレ率に応じて
すぐに上がったりはしないので、単純に買える物が減る)。

ウォン高・ウォン安の輸出への影響

結論から先に言って、ウォン高だと輸出不振になり、ウォン安だと輸出好調となる。


仮に100,000ウォンの製品があったとして。
これをアメリカ(ドル)に輸出した場合、1ドル1000ウォン(ウォン安)なら100ドルで売れる。

<*`∀´>「安いよ安いよー。(割安なので売りやすい)」


ところが、1ドル900ウォン(ウォン高)だと111ドルで売ることになる。

<;´A`>「あー、どうしたもんかな。(割高なので売りづらい)」


原則として

☆売上数量は値段が高くなると減る

という関係にある(同じ製品でも高いと避けるよね)ので、

☆ウォン高=>輸出が不利になる


 となる。他者との競争もあるし。

 特に韓国製品は価格で他社製品と勝負する傾向が強いので、この影響はなおさらキツイ。
(ただでさえ性能で勝てないのに価格でも勝てなかったら苦戦は必至)。
 あるいはダンピング(利益度外視)する手もあるが、それにしたってシェアは保てても利益が
出ないので困ったもんだ。

 しかも、いつぞやの円高のときの日本企業のように、企業努力でダメージを軽減しようにも


393 名前: 三つ子の赤字神 ◆6wGuiPY64Y [sage] 投稿日: 2007/03/06(火) 12:46:02 ID:zpU+U63n
>391 
まあ、韓国企業の本当の問題である「技術不足(コア部品の内製化ができない)「高騰人件費 
(労組貴族が怖くて、人件費抑えられない)」から目を逸らすには、ウォン高が絶好の言い訳だ 
ったからねw  
大体、ウォン高が続いている間だって、輸出は増えていたのにね(貿易黒字は減り続けたけど) 
いいんじゃない、夢を見るくらい。 


 と困難で、そうとう深刻。


 逆にウォン安になるとこの逆で、輸出は有利になる。そのへんが

【経済/株】円高は韓国株式市場の救世主になるか 
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2007/03/06/20070306000035.html 

 こういうニュース↑がでる理由。(円高、つまりウォン安になると輸出企業が好調になり、それが株式市場を牽引するはずだから)

ウォン高・ウォン安の輸入への影響  

 さて逆に輸入の場合は、輸出のときとは話が逆になり、ウォン高になればなるほど
安く物が買えるようになる。それはまあまあ良いことなんだが

( ´∀`)「よーし韓国に販売攻勢かけてシェア取るぞー」

 と日本の良い商品(特に部品)が安く韓国に出回るものだから

< ;´A`>「国内市場が日本製品に荒らされる」

 といいことばかりではない。特にこれは下請けである中小企業をまともに直撃する
(国内市場は比較的安価な日本製品にやられ、国外市場も不振になるというダブルパンチ)。

参考:企業の為替レート恐怖 「円安ウォン高がもっと大きな問題」
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=82523&servcode=300&sectcode=300

 といってウォン安も行きすぎると

( ・∀・)「原油代」
< ;´A`>「たっかー」

 とエネルギーのコストが上がるので、原油高の現在それはそれでキツいのだが・・・。

ウォン高・ウォン安の外債への影響

 韓国は現在多額の借金を抱えている。
 この借金は外国の通貨(多分ドル)で建てられているので、ウォン高になればなるほど
返済が有利になり、逆にウォン安になればなるほど不利になる。
 仮に債務が1000億ドルとすると 

1ドル. 940ウォン(ウォン高) なら 返済額は 940,000億ウォン  <*`∀´>
1ドル1000ウォン(ウォン安) なら 返済額は1,000,000億ウォン <;´A`>

 と60ウォン上がっただけで返済額が6兆ウォンも上がってしまう、といった具合。
 そのため、ウォン安になって「これで輸出が回復する」のは良いのだが、あんまり
ウォン安が行きすぎると今度は政府がお手上げになってしまい、経済破綻につながる
おそれもあって困る。

 政府はたいへん難しい舵取りを強いられる・・・のだが、大統領がアレなんだよなあ。

     ∧酋∧
    <‘Д‘;> ← アレ

日銀や韓銀が利上げすると起こること

1)企業が投資をしづらくなる
 公定歩合が引き上げられると銀行の利子率も上がることになるので(公定歩合は市中銀
行が中央銀行から金を借りるときの利子率。銀行は預金者からを金を借りてそれを貸し付
けるほかに、日銀もしくはそこを通した金を借りることもあるので、間接的に影響を受け
る)、企業が投資したい際に借り入れる金への利息が増す。

 このとき、利率が高くなればなるほど投資は成り立ちにくくなる。仮に借入金の利息が
年間5%であり、インフレが起こらないとすると、最低でも投資から得られる利益が5%
を超えなければならないので、それ以下の商売は成り立たなくなるためだ。

 というわけで、結果として企業の投資が減ることになる。(=GDP上昇にブレーキがかか
る、つまり景気は減速する)
 逆に利下げすると投資は増える(=GDPは上がり、景気が良くなる)。


2)貨幣を持つ量が減る
 現金をサイフに入れているだけならコストがかからない、と思うのは間違いで、実際には
コストがかかる。そのお金を銀行に預けておけば手に入った「はずの」利益を失っているか
らだ(機会コスト)。利率が上がれば上がるほどこのコストも高くなるので、たんす預金な
んかは減る。
 逆に利下げした場合は現金の形でたくさん持つようになる。


3)株価は下がる
 利子率が高い場合、なにもリスキーな株式投資をせずとも高い収益が得られるので、人々は
株ではなく、預金や国債の購入に向かう。そうなると株の需要が減るため、株価は下がるか、
少なくとも上がりにくくなる。
 逆に利下げがなされると債券の収益率は減るので、人々のお金は株に向かい、結果として株
価は上がるか、少なくとも下がりにくくなる。
 もっとも4)とのからみもあるので、単純にそれだけでは決まらないが。


4)外国からの投資が増える
 リターンが多くなるので、海外の投資家からするとその国への投資の魅力が高くなる。そのため
海外からの投資が増える。韓銀やEUによる利上げはおそらくこれで、円キャリーを逃がさないため
だろう。
 結果として通貨高(たとえば韓国の場合ウォン高。海外の投資家がドルを売ってウォンに換える、
つまりウォンの需要が増すので)にもなる。
 逆に利下げをすると、魅力が減るので海外からの投資は減り、通貨安になる。
 日本の場合はちょっと特殊で、投資が増えるほか海外に行っていたお金(円キャリー)が戻って
くる影響も大きそう。

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