南米

ポイント

  1. アメリカの裏庭。
  2. ブラジル、アルゼンチンなどなにげに有望な国多し。
         ./V\
        /◎;;;,;,,,,ヽ
     _ ム:::::(,,゚Д゚)||   「」 ――管理人
    ヽツ.(ノ::::::::::.:::::.:...||)
      ヾソ:::::::::::::::::.:ノ  
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ブラジルも通貨危機になってたけどもなぜ平気?

841 名前: 日出づる処の名無し [sage] 投稿日: 2007/03/29(木) 00:25:55 ID:FL3NZQOV
直接関係ない話題かも知れないのですが…。 

アルゼンチンの話は頻繁に出ますが、ブラジルもレアルになる前は 
クルゼイロ、ノーボ・クルゼイロ、クルザードと、7年くらいの周期で 
通貨危機起こしてましたよね。 
あれは、アルゼンチンの場合とどう違うのでしょうか。 
そして何故、あれだけ通貨が崩壊しておきながら、現在も国としてやっていけてるのでしょうか? 
自給率が高いから…?それだけなのでしょうか。 

いえ、ブラジルだって何回も通貨危機おこしているのだから、 
ひょっとして韓国も仏の顔の三度目があるような気がしたものですから。 
通貨危機と経済崩壊ごっちゃにしてますかね?教えていただければ幸いです。 


846 名前: 代表戸締役 ◆jJEom8Ii3E 投稿日: 2007/03/29(木) 00:54:40 ID:WFdkfplm
>>841 
ブラジルについてはあまり知識がありません。 
間違っていたらご訂正ください。 
>そして何故、あれだけ通貨が崩壊しておきながら、現在も国としてやっていけてるのでしょうか? 
自給率が高いから…?それだけなのでしょうか。 

自給率と言うより、資源の有無ではないでしょうか? 
IMFは融資の条件として、資源を担保としてとることがあります。 
ブラジルには、豊富な担保が存在する事実があると思います。 

韓国には担保がない、さらに日米という保証人を失いそうな状況です。 
銀行ならお金を貸さない状況であると考えます。 


851 名前: 日出づる処の名無し [sage] 投稿日: 2007/03/29(木) 01:26:43 ID:mNTFX9YJ
>>841 
つ【大豆】【とうもろこし】 
とにかく穀物生産がコケたらアメリカ穀物メジャーも日本も困るニダ。 
これからの時代、穀物を握っているって石油並のパワーを持っていると思うよ、ブラジルって。 


853 名前: 三つ子の赤字神 ◆6wGuiPY64Y [sage] 投稿日: 2007/03/29(木) 01:33:22 ID:yO9MrGjh
>>851 
あと、エタノール車がばりばり走っていたりして、独創性も高い>ブラジル人。 
でも、最近の経済成長率は低いんだよね。2005年は2.3%だった。 

注釈 経済の土台は実体にあるので、「核となるなにか」があるなら多少混乱してもそれを元にして立ち直れる。 ロシアの資源&軍事力その他とか、日本の人材&海に囲まれ良港に恵まれた立地とか。 もっとも、その土台をよそ者に抑えられてしまっていたら駄目だが。


ブラジルが復活したわけ

872 名前: 地球の裏側 ◆/lYVcP7um2 [sage] 投稿日: 2007/03/29(木) 02:36:27 ID:2VUGjDzw
ブラジル、アルゼンチンの話が出て来たんで・・・ 

ブラジルの場合、通貨危機とは呼ばないような気が・・・私がブラジルに在留した 
時期はちょうどクルゼイロからクルゼイロ・レアル、レアルと変わる時期でしたが 
典型的な印刷経済と言えばいいのか・・・通貨を財政的裏付けなしにどんどん発行 
した、ってのが実際の所でして、国内の手持ちドル資金が無い(外貨準備が無い) 
にも関わらず、通貨発行高を増やしたのが、あのハイパーインフレの原因です。 

ご存知の通り、ブラジルを始めとする南米諸国は、70年代の工業化推進の流れで 
海外から金を借りまくったわけですが、結局、80年代に入って、資源価格が低迷 
すると、まだ国際的競争力の無い工業を抱えたまま、返済不能に陥るわけです。 
返済不能に陥った国の国債など引き受け手が居るはずも無く、資源輸出で得られた 
外貨は利息支払いに消え、典型的な外貨不足に陥ります。そのため、輸入品には 
高率の関税が掛けられ、輸入を極力抑える努力がなされます。当時、石油輸入国 
であったブラジルが、石油消費を抑えるために開発したのがエタノール車だったり 
します。高額な関税の掛けられた輸入品は、内国物価を押し上げる原因となり、 
また、上記の裏付けの無い通貨の過剰な発行から、非常に急激なインフレが発生 
します。 

しかしながら、このインフレ、内国生産高の急激な落ち込みに起因したもので無かった 
ため、政府は給与、事業決済のインフレ調整を認めます。つまり、月初に経済研究所 
が発表するインフレ指標により、月末の支払いを上乗せ調整する制度です。これで 
額面上のインフレ率は高いが、内国経済は衰退しない、という状態が発生しました。 
クルゼイロ貨の対外価値はどんどん低下するが、内国経済にはあまり影響が無い、と 
いう状況です。これができたのは、ブラジルの自給率が非常に高く、石油以外、輸入 
に頼る産品が事実上存在しない事が大きな影響を与えていました。70年代に大きな 
工業投資をした見返りとも言えます。あの超インフレ下で造船のような産業が生き残れ 
た事が、その証左になるでしょう。 

続く 


884 名前: 地球の裏側 ◆/lYVcP7um2 [sage] 投稿日: 2007/03/29(木) 03:19:04 ID:2VUGjDzw
>>872続き 
しかし、このようなブラジルのケースは、その他の国に適用するのは難しいと思い 
ます。特に韓国のような、日本型工業国では、自国通貨価値の下落によるインフレ 
は致命的だと思います。特に、国際的な市場を持たないコールドカレンシーでの 
価値下落は、その国の持つ生産力を担保にできないため、下落に歯止めがかかり 
ません。これはブラジルの状況から十分に高い確率で推測ができます。 
また、食料やエネルギーなどの生存物資の自給ができない状態では、ブラジル型の 
インフレ調整による逃げも不可能だと思います。 

さらに、これを脱出するための一方策が通貨のドル連動ですが、このためには相当な 
外貨準備と慎重な新旧通貨交換レートの設定が必要で、これを誤ると、急激な外貨の 
流出が発生し、ドル連動に失敗することになります。これは91年にブラジルのコロル 
政権がドル連動を実行、急激な外貨流出を招き、結局、一般預金凍結により大破綻を 
回避しましたが、これはコロルの大統領職からの失墜に繋がりました。 
その後、副大統領から昇格したイタマル・フランコ政権を経て、前大統領フェルナンド 
エンリケ・カルドーゾのプラノ・レアルでドル連動に成功し、ハイパーインフレに 
終止符を打つ事ができました。 

このような政策を韓国は採用出来るのでしょうか?私には無理なように思えますが。 


900 名前: 代表戸締役 ◆jJEom8Ii3E 投稿日: 2007/03/29(木) 07:47:31 ID:WFdkfplm
>>872 >>884 
わかりやすく、適切な説明ありがとうございます。 
>このような政策を韓国は採用出来るのでしょうか?私には無理なように思えますが。 
たぶん無理でしょうね。 
以前、自国通貨の放棄によるシナリオを描いたことがありました。 
預金封鎖と引き出し制限、それに伴う強制的なドルへの切り替えです。 
残念ながら、外債に支えられる6つ子の赤字状態ですので、これは無理でしょう。 
預金封鎖をかけたとしても、家計収支が赤字なわけですから得るものがない。 


910 名前: 三つ子の赤字神 ◆6wGuiPY64Y [sage] 投稿日: 2007/03/29(木) 09:27:22 ID:EJm+0/bm
>>884 
素晴らしい! 非常に参考になるレポート乙でした。 
しかし、インフレを見越した給与の支払いは、さすがに笑ってしまいました。 

注釈 特になし。


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